UC0073年生まれ

主にガンダムについて語るページにしようかと思ってます

U-10歳台から40歳台まで、ガンダムを見る視点の遍歴を書く

10年に1回は初代ガンダム全話を見るが、見るたびに見るとこが変わる。

ガンダムに限らず、小さい頃に見たものが大きくなってから見直すと、色んなとこが見えてびっくりするあれである。

U-10: モビルスーツがカッコいい。リアルやなあ。
↑それまでのマンジガーZ的なロボットものとは違うリアルさに衝撃を受ける

10代前半: 大人って勝手やな。これからは若い人の時代や。
↑ZZで大人への反抗が描かれ、大人が作ってる作品で、まんまと大人への反抗心が煽られる

10代後半: ジオンの大義、カッコええ。連邦の官僚主義クソやな。
↑戦争に大義が必要なのが理解できる。もしジオン国民だったら、ギレンの思想にコロっとなびいて悲惨な戦場に赴く。

20歳台: 地球連邦の官僚主義と、ジオンによる宇宙移民の選民思想イデオロギーの戦いやったんか、と気付く。
↑学問に当てはめてガンダムが見られるようになる。20歳で大佐になり、30歳台でジオン軍を率いるシャアの年齢設定に色々思う。

30歳台: いくら顔がガンダムモビルスーツが出てきてもジオンの魅力にはかなわんなあ。
↑ビジネス側面に目が行き出し、練りに練られたバンダイガンダム商法に感心しつつも、他のガンダムシリーズが物語として初代ガンダムに追いつかないのは、ジオン以上の魅力を持つ敵を生み出せないからやと気付く。

40歳台: 戦場に向かう息子を見送らざるを得ないアムロのダメなオカン、カマリアてやっぱ単純にイヤやったろーな。ミハルの弟ジルと妹ミリーがかわいそすぎる。保護したい。ククルス・ドアンの苛まれる気持ちと子供の保護。初めてこのエピソードを理解できた気がする。
↑人の子の親を始めて10余年。ガンダムを見始めて30余年。初めて親目線で劇中の子供たちを見る。それにしても、30歳後半でこんな話が描ける富野監督がスゴい。

50歳台、60、70 といったいどんなガンダム目線で見られるのか今からワクワクするわ。