次こそイノベーティブなガンダムビジネスを
15年くらい前(?)、ガンダムWが海外でウケてる、てのを聞いて、「ああ海外で受け入れられそうなガンダムやな。ビジネス上手いな」と思った。
SEED くらいのタイミングになると、本当に戦略的になってきて、MSを発表するタイミングから、女性に当たるようなしかけなど、マーケティングやりまくっててスゴいな、と感心した。
AGE は、天下のレベルファイブが、ことガンダムビジネスに関してはレベルワンな見事なコケっぷりを披露してくれたけど。
で、1年8ヶ月くらい前の鉄血のオルフェンズの制作発表。この時、たまたま仕事が休みで発表のネットライブが見れて、さあ次はどんなビジネス新展開になるのか、とワクワクして見てみたが...かなりがっかりやった。
いや、よく練られてたし、色んな企業とのコラボもあったので、それはそれは考え抜いたんやろな、て感じやったが、結局は大手企業同士で囲い込みすぎて、新たなビジネスを生み出すようなイノベーティブさのかけらもなかった。
世は、クラウドファンディングや、シェアビジネスやら、ピッチイベントやら、起業家マインドを持った人たちがアイデアを出し、出資者がその可能性にかける時代。
もしくは決して新しくはないが、iPhone や Android と言ったオープンなプラットフォーム上で、新しいビジネスや、ビジネスモデルを目指せる時代だ。
それが、結局は極めて日本的な超閉鎖空間におけるビジネスに終始していた。
もちろん権利ビジネスなので、管理が難しいのも分かるが、ガンダムと言う強力なプラットフォームを持つのだから、多くのベンチャーが乗っかれる仕掛けのひとつも欲しかった。
次の作品こそ、ガンダムがひと皮剥けるオモシロいビジネス展開にして欲しいなあ。